【信頼ある師との出会いの重要さ】
人は自分の性格判断が難しいものです。自分ではこう!と思っていても周りからの評価は全く違ったりしていることも多々あります。
仏教では次のエピソードがあります。
宝石加工の職人の方が出家した際、自分は美の世界で過ごしてきた。だから修行では不浄の側面を経験して悟りに達しよう!と判断をしました。
しかしどれだけ必死に修行をしても、勉強をしても集中力が湧いてこなかった。そこで、自分には向いてない、能力がないのだ。と自己判断をし、還俗することを決意。
しかしそこにとある尊師と出会い、その職人のお話を何も言わず聞きました。帰り際に「これを観察しなさい」と一輪の花をあげます。
その職人は久しぶりに美しいものと会い、喜びを感じてひたすらに花を観察しました。そこで集中力が現れてきました。
そして、花が美しく咲いているのに、みるみるうちに枯れていく流れをみて無常を発見。そこで悟りに達した。
こういうエピソードがあるくらい、自分で自分のことを判断していくのは成長を間違った方向に進めてしまう可能性があります。
自分にふさわしいやり方を見つければ仕事やスポーツ等はスムーズに進みます。
