沖縄県那覇市の密教護摩祈祷、祈願寺

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密教の不思議な話 その2 (前編)

密教の不思議な話



一切の苦しみを癒す 光明真言の功徳

光明真言.蓮華座



真言宗の大切なお経の一つに「光明真言 こうみょうしんごん」があります。

とねえたてまつる光明真言は 大日普門の万徳を二十三字にあつめた
りおのれを空(むな)しゅうして一心にとなえ奉れば 御仏の光明に照ら
されてまよいの霧おのずからはれ浄心の玉明(たまあき)らかにして
真如の月まどかならん
「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま
 じんばら はらばりたや うん」


二十三文字の短いお経ですが、これを一心に唱えるとすべての災いが
取り除ける、からり強力なパワーのある真言です。
真言宗のお経のなかでも重要な真言の一つです。

真言と陀羅尼(しんごん、だらに)について真言は
「真実の言葉で仏さまの真理を説き、その徳をたたえる短いお経」
梵語(サンスクリット)をそのまんま音写したもので、短いものを
真言といい長いものを、陀羅尼とよびます。
多くの真言や陀羅尼を唱えるので、真言宗とよばれています。

光明真言



光明真言は、大日如来の真言で祈りの言葉で一切諸佛諸菩薩の総真言です。
大日如来は、日本では平安時代に浸透した密教において最高仏として
位置づけられ、虚空にあまねく存在するという真言密教の教主大日信仰が成立した。
真言は、相手の心に訴えかける正しい言葉です。
真の言葉には命が宿りパワーや迫力があり、相手の心をふるわせます。
心を重ね、力を貸して頂きます。古来よりこのような、言葉を「言霊」(ことだま)と言います。 

大日如来は「遍照金剛」と呼ばれ、五色の智慧の光で一つも余すことなく、
全てを照らしてくださる仏さまです。

この二十三字の真言「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん」をお唱えすると、心の中に仏の智慧の光が満ち溢れ、暗闇で迷っていようとも導きだして下さいます。

一人で暗い闇をさまよっていても、けして一人ではありません。大日如来をはじめ、全ての仏さまが姿をかえて私達のすぐそばに寄りそって、必ず手を引いて導いて下さります。

一人で暗い闇をさまよっていても、けして一人ではありません。大日如来をはじめ、全ての仏さまが姿をかえて私達のすぐそばに寄りそって、必ず手を引いて導いて下さります。

真言宗の僧侶はお葬式、法事、日々の勤行に十三仏真言を唱えます。十三の仏様に亡者の追善供養の成就を祈願いたしさす。不動明王,釈迦如来,文殊菩薩 普賢菩薩,地蔵菩薩,弥勒菩薩,薬師如来,観世音菩薩,勢至菩薩,阿弥陀如来,阿閦如来,大日如来 虚空蔵菩薩の十三の仏様は、初七日から三十三回忌それぞれに役割をはたします。僧侶は、年忌法要でそれをお伝えいたし供養いたします。

又、葬儀等で光明真言を必ずとなえます。葬儀に駆けつけた頃は、亡者のお顔の表情がとても硬いですが、色々な儀式や行をへて光明真言を何回も唱え火葬の直前には、ほとんどの亡者はとても柔らかい表情になられます。私は、一番安心する瞬間です。
短いお経です。どうぞ覚えてください。


とねえたてまつる光明真言は 大日普門の万徳を二十三字に
あつめたり おのれを空(むな)しゅうして一心にとなえ奉れば 
御仏の光明に照らされてまよいの霧おのずからはれ浄心の玉明(たまあき)らかにして 真如の月まどかならん
「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん」










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